ライバーインタビューvol.4「LGBTQの方々の心の拠り所になるようなタレントになりたい」という夢を持ち、ライブ配信を続ける「ぷぅさん」が思い描く未来とは?

インタビュー

2021/12/12
ぷぅさん

・プロフィールを教えてください。

ぷぅさん:私はもともと、CA(キャビン・アテンダント)になる幼い頃からの夢を持っていました。その夢をSPRING JAPANやJALグループで実際にCAとなって叶えた後、「自分らしく生きるLGBTQとして、表現活動をするタレントになりたい」という、もうひとつの長年の夢を叶えるために退職し、ただいま努力を続けています。

私は、日本人とタイ人のハーフで、セクシャルマイノリティです。

そのカミングアウトを行い、時に苦しい想いもたくさんしてきました。しかし、CA時代に性別・国籍・宗教などに縛られない自由な環境で仕事ができ、逆境を克服してきた経験をもとに、同じ悩みを抱えている方々に勇気を与えるような表現活動がしたいという信念を持って、SNSでの発信とライブ配信を行っています。

「謙虚で笑顔のたえないタレントになる」という大きな夢を叶えるための足がけとして、まずは2020年後半からTikTokを媒体にしてLGBTQの生き方を発信する表現活動を始めたのですが、すごくたくさんの方が応援してくださって、フォロワー数も18万人以上にまで伸びました。その活動と並行して、2020年12月からLINE LIVEでのライブ配信を始めました。

・なぜ、「ぷぅさん」というお名前で活動なされているのでしょうか。

ぷぅさん:「ぷぅさん」という呼び名は、実は高校時代の担任である恩師につけていただいた名前なんです。

高校1年生で入学したての頃に、「クラスでは何と呼んでもらいたいですか?」といった自己紹介をする時間がありまして、そこで「君はクマのぷぅさんみたいに物腰が柔らかいし、人に愛される素質があると思うから、ぷぅさんと名乗りなさい」と言っていただき、そこからずっと「ぷぅさん」と名乗っています。

自分らしく生きるLQBTQとして、自身の活動を応援してくれるファミリーのために、1日5〜6時間以上のライブ配信を続けた日々

ぷうさん

・現在のライバー活動に至った経緯を教えてください。

ぷぅさん:ライバーとしての活動を始めたきっかけは、LINE LIVEで私と同じくLGBTQとしての自分らしい生き方についてライブ配信を行っている「あつ釜さん」のご紹介です。

もともと、あつ釜さんとはTikTokを通じて交流がありまして、そのご縁もあって、RISEを経由してLINE LIVEが提供しているLSP(ライバー・サポート・プログラム)に参加しました。現在は、あつ釜さんをマネジメントされているマネージャーの元で、LSPでライバーとして活動させていただいています。

・LINE LIVEではどのような活動を行なっていますか?

ぷぅさん:LGBTQという個性を活かした、面白い日常トークをお届けする、といったコンセプトでライブ配信を日々続けています。

私はもともと、すごくおしゃべりで(笑)。私のことをTikTokで気に入ってくださったフォロワーの方々が、ぷぅさんファミリーの「みつばちベアーズ(みつベア)」としてサポートしてくださっているのですが、私が話したいことを一方的に配信するのではなく、ファミリーの皆さんと一緒に色々なことを友達のように話し合う双方向のコミュニケーションを大切にしていますね。

過去実績としては、LINE LIVE広告モデル(大阪)3位、LINE LIVE広告モデル(渋谷)2位、LINE LIVE広告モデル(新宿)1位、オリジナル楽曲提供1位、*エガちゃんねる出演争奪戦予選1位〜エガちゃんねる出演争奪戦最終予選2位、おすすめ枠争奪戦1位、東京電波女子出演争奪戦1位などがあります。

・LINE LIVEで特に印象に残っているイベントはありますか?

ぷぅさん:イベントで入賞できるレベルの結果を残せるようになるまでは、最初はとても苦労しました。TikTokで「LINE LIVEを始めました!」ということを熱心に発信して、ぷぅさんファミリーとして応援してくださる方々に一生懸命声がけを続けることで、徐々に結果に結びついていった感じです。

最初は、あつ釜さんをはじめ、先輩のライバーさん達が自分らしいライブ配信をうまく続けていてとても羨ましかったのですが、自分に負けないように毎日ライブ配信を続け、ファミリーの皆さんが増えていくことで、やっと結果が出るようになりました。イベントに勝てない悔しさで、多い時は1日に5〜6時間くらいTikTokとLINE LIVEを行き来しながらライブ配信を続けていましたね。

印象に残っているイベントは2021年2月〜3月頃に参加した広告モデルイベントで、そのあたりから自分らしいライブ配信ができるようになっていきました。特に忘れられないのは、エガちゃんねる出演争奪戦の予選ですね。ぷぅさんファミリーの皆さんに決めていただいて、エガちゃんねる出演争奪戦に参加することにしたんです。結果的に、最終予選2位で負けてしまったのですが、多くの方に応援いただいて、とても悔しかったものの良い思い出になっています。

そして、その悔しさをバネに出たオリックスバッファローズの始球式イベントでは、1位を獲ることができました!このイベントは、ファミリーの中にオリックスバッファローズの熱烈なファンの方がいて「始球式に出るぷぅさんをぜひ京セラドームで応援したい!」と言ってくれたことが挑戦するきっかけになりました。私のライブ配信の活動は、本当にファミリーの皆さんの応援のおかげで成り立っています。

マネージャーはいわばお姉さんのような存在。「会社全体でライバーの活動をサポートする」という雰囲気に溢れているのがRISEの魅力

ぷうさん

・マネージャーとの印象に残っているエピソードなどはありますか?また、RISEという会社への印象についても教えてください。

ぷぅさん:LSPのマネージャーの皆さんは、1人の担当ライバーに対してマネジメントを行っているわけではなく、たくさんの担当ライバーを抱えてマネジメントを行っています。

でも、そのように多忙な状態であっても、私の担当マネージャーはわからないことや聞きたいことの問い合わせに、すごく丁寧に返してくださいます。また、広告モデルなどの撮影の際にもマネージャーが現地に足を運んで、一緒にお食事などもしながら、直に応援してくださるのも嬉しいです。

いわば、私にとってのマネージャーは、なんでも相談できるお姉さん的な存在ですね(笑)!RISEの社長様もそうですが「会社全体でライバーの活動をサポートする」という気持ちが伝わってきて、とても安心できます。

RISEでは、ライバーそれぞれの個人に合ったマネジメントを重視なされていて、その点もとても有り難いです。他にも色々なライブ配信アプリがあり、ライバー事務所もたくさんありますが、私はRISEに出会えて、LINE LIVEでライブ配信活動ができて、とても幸せです。

・ライブ配信以外ではどのような活動を行なっていますか?

ぷぅさん:先ほどもお伝えしましたが、LINE LIVEと並行して活動を続けているTikTokでの発信は、これからも続けていきたいと思っています。

私のアカウントには、とても多くの方から、さまざまなお悩み相談のコメントがくるんです。中には「生きていくのが辛い」といったような大変なお悩みを抱えているフォロワーさんもいらっしゃるので、そういった方々に、元気や希望をお届けできるような、辛い想いをしている方々に寄り添うような発信は、これからもしっかりと行っていきたいですね。

また、私のもうひとつの故郷であるタイへの寄付や、炊き出しなどのボランティア活動も行っています。私は「困っている人を助ける」ということに昔から強い使命感を感じていて、これからもそのような機会があれば、積極的に参加していきたいと思っています。

LGBTQの方々の権利を守ることができる理想の未来を描くため、日本を代表するタレントになれるようにこれからも努力を続ける

・今後叶えたい将来の夢を教えてください。

ぷぅさん:冒頭でもお伝えしましたが、「自分らしく生きるLGBTQとして、表現活動をするタレントになりたい」という夢をこれからも追いかけていきたいです。

今ご活躍されているタレントの方々だと、IKKOさん、KABA.ちゃん、マツコ・デラックスさんなどがいらっしゃいますが、そういった方々に追随できるように頑張りたいのはもちろん、LGBTQの権利を政府などにもきちんと訴えていけるような慈善活動を将来はできたら良いなと思っています。

そして現在、企画をいただいている段階のお話なのですが、「ぷぅさんが、黄色いビートルに乗って、日本全国を巡り、色々な場所でボランティアなどの《良いこと》をしながら旅を続ける」というYouTubeチャンネルの開設にも、今後挑戦していく予定となっています。

・これから、LINE LIVEのライバーとして活躍していきたいと考えている方々にメッセージをお願いします。

ぷぅさん:LINE LIVEで活動を行うことは、楽しいことや嬉しいこともたくさんありますが、最初は苦しいことや悔しいことも同時に経験すると思います。

イベントに優勝した人だけが脚光を浴びることができるという厳しい環境もありますので、勝ち負けにこだわらなければ生き残っていけないことも時にあるでしょう。

でも、勝負に固執しすぎるあまり、リスナーさんへの感謝を忘れたり、他の配信者への配慮をしなくなったりすることは本末転倒だと思っています。

ライブ配信というものは、確かに、自分の夢を叶えるための第一歩であることは間違いありません。しかし、ライブ配信は自分が想像もしていないような数のたくさんの個性を持った方々が閲覧されます。

だからこそ、これからLINE LIVEで活動を検討されている方々はぜひ、自分のライブ配信をみてくださる全ての方々への感謝を忘れずに、自分の発信をどう見られているのかを想像しつつ、常に思いやりの気持ちを持って、ライブ配信に臨んでいただければと思います。

ライブ配信は結果が全てのように思われがちですが、それだけではありません。諦めずに配信を続けていれば、必ずあなたを応援してくれる方々に巡り会えるはずです。これから挑戦をしようと考えていらっしゃる方々のことを、私は心から応援しています!!

▼ぷぅさん SNS

 

【TikTok】

https://vt.tiktok.com/ZS3bpjS6/

【Instagram】

https://www.instagram.com/oioi_poohtan/

【LINE LIVE】

https://live.line.me/channels/5512227

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