ライバーインタビューvol.3「LGBTへの偏見を少しでもなくしていきたい」自身の体験をもとにマイノリティの味方として活動を続ける「釜田あつこ」の目指す未来とは?

インタビュー

2021/12/01

・プロフィールを教えてください。

釜田あつこ:LGBT(※レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字をとったマイノリティを表す言葉)への偏見が少しでも変わるように、面白い日常トークや物申しコンテンツを中心に配信しています!

2020年10月1日から、LINE LIVEでライブ配信を開始しました。暑苦しく、やかましいお釜(おかま)です(笑)!

LINE LIVEでのライブ配信と並行して「物申しTikToker」としても活動をしています。元々思ったことを口に出して、はっきりさせたい性格なので、世の中の動きや、あらゆるものにズバリ物申す発信を行なっています。

リスナーさんの恋愛の悩みや、仕事の悩みなど、日常の悩み相談を受けて、それに対して答えることも多いです最近は、LGBTのカミングアウトをしたい方や、カミングアウトした後に悩みを抱えている方からの悩み相談も増えています。

美容やコスメも大好きで、配信でコスメ紹介をしたり、お化粧配信をしたり、美容好きな面も伝えています。また、自撮りに関しても誰にも負けません!「自分自身をいかに美しく見せるか」の追求は、私の永遠のテーマです。

仕事は、ライバーとしての活動以外に、介護福祉士の資格を持っているので、普段は病院でのお仕事にも従事しています。

LGBTについて伝えていく活動を続けることは、私の目標でもあり、私を支えてくれているファンの方たちの希望でもある

・現在のライバー活動に至った経緯を教えてください。

釜田あつこ:LINE LIVEを始めたきっかけは、元カレと別れた時に「絶対に見返してやろう!」と思い、何かをやろうと考えたときに「SNSで活躍するしかない!」と思ったことですかね。

私は過去に、カミングアウトすることでLGBTに対するいじめを受けて、とても辛い思いをしました。

当時の私は、その辛い思いを共感してもらえたり、話したり、相談できるような相手も場所もなく、声を発することができませんでした。

あの時に、私の話を聞いてくれる人がいてくれたら、勇気を与えてくれる人がいたら、あの時の私は苦しまずに済んだかもしれないと、今でも思っています。

だからこそ今、LGBTの悩みを抱えて苦しんでいる人たち、LGBTに対する偏見をまだ捨てることができていない人たち、どちら側の人たちにも、考えるきっかけを与えられたらと思いますし、そのためにも私のライブ配信を見て欲しいと思いますね。

その上で、LGBTは何も特異なことではない一つの個性として、世間に広く受け止めてもらいたいと私は願っています。

LGBTについて伝えていく活動を続けることは、私の目標でもあり、私を支えてくれているファンの方たちの希望でもあるので、その目標はみんなのためにも叶えなくてはなりません。

私はそんな辛い時に、いつも励まされていたアーティストがいます。その方は、倖田來未さんです。何事にも一筋で、全力で走る倖田來未さんの姿に、私は生きる希望の光をもらいました。

・過去のLINE LIVEで印象に残っているイベントやエピソードなどを教えてください。

釜田あつこ:「青いバラ」の限定アイテムを集めることで、実際に青色のバラの花束をもらえるイベントがあった時のことは、とても印象に残っています。

私のファンマークが青色のハートなので「これは出るしかないでしょ!」と意気込んで参加しました。周りのライバーさんやリスナーさん、マネージャーからも「これは絶対出るべきイベントだよ!」と言ってもらえたのも嬉しかったですね。

このイベントでは、1,700本くらいの「青いバラ」のアイテムをゲットして、ダントツの1位を取ることができました。イベント優勝のプレゼントとして、綺麗な青いバラの生花をいただくことができたので、思い出として残すためにドライフラワーにして、今でも大切に持っています。

あとは、初めて広告モデルに挑戦した時に、ズタボロに負けたライバルのライバーさんがいて、そのライバーさんと後の広告モデルイベントでリベンジする機会があり、1位と2位を争う接戦にまで持ち込むことができたことも、とても印象に残っていますね。

最後の1秒まで、どちらが勝つかわからない、白熱したイベントでした。最後の最後で、UFO(LINE LIVEのポイントアイテム)一個分のポイント差で負けてしまいましたが、以前は圧倒的な差で負けていたライバーさんに、僅差まで近づくことができたことはとても達成感がありました。

その他、ライバーとしての実績は、大阪・東京(新宿・渋谷・恵比寿)の広告モデルで1位〜3位を複数回獲得、「ペアイベ 広告モデル with KouyA」で1位、「ライバーランクリーグ(ルーキー)」で2位、「ライバーランクリーグ(レジェンド・神)」で1位、「神フェス」で1位、「TOWER PLUS+誌面掲載」で1位などがあります。

多くのライバー事務所の中でも、外面だけでなく、内面までわかってくれそうなのはRISEのマネージャーさんしかいないと感じた

あつ釜ちゃん

・RISEからのスカウトを受けた際に、どのようにしてLSPに所属することを決められましたか?

釜田あつこ:物申しTikTokerとして活動しながら、Instagramでインスタライブをしている頃に、RISEのマネージャーからスカウトを受けて、LINE LIVEを始めることになりました。

最初の頃、スカウトのDMを送ってくれたマネージャーがよく、私のインスタライブを閲覧しにきていたんですよ。

スカウトを受けた当時は、よくあるスカウトDMだと思って無視してしまっていたんですが、何度も何度もインスタライブを観にきてくれて、毎回、細やかな感想まで送ってくれるので「もう、RISEのマネージャーはなんてしつこいの!」と良い意味で驚きました(笑)。

他のライブ配信の会社からも複数DMは入っていたのですが、私のインスタライブを何度も丁寧に観続けて感想をくれて、外面だけでなく内面までわかってくれそうなのはRISEのマネージャーさんしかいないと感じ、スカウトを受けることにしたんです。

・マネージャーとの印象に残っているエピソードなどはありますか?

釜田あつこ:マネージャーとはお互い、本気で笑い合い、時には本気で涙を流しながら、心を通わせて、熱いコミュニケーションを取ることができています。

LINE LIVEでの活動に悩むことがあって、別のライブ配信アプリに移籍して、再スタートを切ろうかどうか悩んでいた時があったんです。今まで応援してくれていたリスナーさん達との関係がうまくいかなくなり、このまま活動していくのが苦しくなってしまったんですよね。

ライブ配信は実力主義の世界でもありますから、やはり結果はとても大事です。たとえ、私が過去にどれだけ活躍してきた実績を持っていたとしても、今、リスナーさんに応援されなくなってしまったら、全てが無かったことになってしまいます。

それで、モチベーションがとても下がっていた時に、救ってくれたのがマネージャーでした。

RISEの経営陣の皆様とも協力して「何かしてあげられることはないか」と本気で考えてくれて、無理に引き留めるのではなく、「望むサポートをRISEは全力でしていきたいと本気で思っている」という想いを、真剣に伝えてくれたんです。

私としても、私の持っている魅力や才能をマネージャーが見つけてくれたおかげで今がありますし、経営陣の皆様も含めて大事にしていただいている恩義も感じることができ、またLINE LIVEで再起を目指していく方向にモチベーションを保つことができました。

・ライブ配信以外ではどのような活動を行なっていますか?

釜田あつこ:自分でデザインしたTシャツやパーカーをオリジナルで作成しました。メッセージ性のあるデザインをお届けしたいので、過去に作成したデザインには全て、私の願いが込められています。

たとえば、「just as I am」というメッセージが載ったアイテムは、「どんなひとでもありのままの自分でいよう。ありのままの自分を愛してもらおう」というコンセプトでつくりました!

また、「ALL ME」というメッセージが載ったアイテムも作りました。人間には喜怒哀楽があるように、色んな感情を持った、色んな一面の自分がいます。「どの角度から見た私も、私なんだよ」「どの一面も、受け入れて欲しい」「どの一面も大切で、色んな一面があるから私なんだ」といったメッセージコンセプトを込めています。

私は、周りくどい言葉ではなく、シンプルだけど、重みのある言葉が好きです。だから、そうしたわかりやすくて共感を得られるような、刺さるメッセージをアパレルアイテムに込めて販売する活動を行っています。

LGBTの方の代弁者としての活動することで、LINE LIVEで活動するLGBTライバーの皆に、活躍できる場所を与える光になりたい

あつ釜ちゃん

・今後叶えたい将来の夢を教えてください。

釜田あつこ:私がLINE LIVEを始めた当時は、「男性限定」「女性限定」といったイベントがとても多くて、LGBTの方の場合、「どちらの性別のイベントに参加すれば良いのかわからない」といった大きな問題がありました。

そういった中で、試行錯誤を繰り返しながら「LGBTのライバーも参加しやすいイベントをもっと増やしてほしい」と訴えるライブ配信を続けていました。

やがて、LINE LIVEの運営の方々にも、RISEのマネージャーを通じて私の主張を認知していただき、LGBTの方の参加も考慮した条件のイベントがとても増えた経緯があります。

なので、私自身がLGBTの方の代弁者としての活動を続けることで、LINE LIVEで活動するLGBTのライバーの方々に、活躍できる居場所を与えていけるようになれば良いなと思いますね。

また、先ほどもお伝えした通り、オリジナルのメッセージを載せたアパレルアイテムを作るのがとても好きなので、将来的には自身のアパレルブランドを立ち上げてみたいという夢もあります!

・これから、LGBTを個性としてLINE LIVEのライバーとして活躍していきたいと考えている方々にメッセージをお願いします。

釜田あつこ:LINE LIVEのライブ配信は「単なる推しを応援するためだけにあるツール」ではありません。

ライバーさんにとっても、リスナーさんにとっても、生きる活力を得られるコミュニケーションの場所であり、関わる人たちの元気の源になり、先に進んでいく光を与えることができるようなプラットフォームです。

だからこそ、LINE LIVEは、ただただ顔がカッコいいとか、かわいいとかいうような魅力だけで勝ち残っていけるほど、甘くはない舞台でもあります。

そのため、LINE LIVEを始めてみてもなかなか結果につながらず、うまくいかないこともあるでしょう。

でも、諦めないことが肝心だと私はとても思います。ライブ配信を一生懸命続けていけば、必ず誰かが、配信を頑張るあなたを待っていてくれるようになります。

「ちょっとやってみて、うまくいかなかったからやめよう」と思うのではなく、「石の上にも3年」ではありませんが、努力と継続は、いつか必ず花を咲かせるきっかけになるということは、私自身がライブ配信を続けていてリアルに感じていることなので、ぜひ参考にしてみてほしいです。

それに、ライブ配信を続けることに悩んだ時は、RISEのマネージャーに相談すれば、きっと親身になってサポートしてくれますよ。

私はたぶん、LSPの中でも一番わがままなライバーだと思っています(笑)。

たとえ夜中であっても、何か文句があれば電話かけることもありますし。でも、そんな私のことを優しく包むようにマネジメントしてくれるのは、今のマネージャーだけだと感じています。

マネージャーがもしも仕事を辞めることがあるならば、私もLINE LIVEを続けることはないと思います(笑)!でも、本気でそう思えるくらい、マネージャーを信頼しているんです。

ライブ配信で活躍してみたいとお考えになっている方は、ぜひRISEからLSPに参加して、LINE LIVEを本気で始めてみてください!最初は大変でも、努力を続ける人の元に、必ず光は届くと私は信じています。

▼釜田あつこ SNS

 

【Instagram】

https://www.instagram.com/aki.atsukama/

【Twitter】

https://twitter.com/aktms_r/

【TikTok】

https://www.tiktok.com/@atsukama0504

【LINE LIVE】新アカウント

https://live.line.me/channels/13459929

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